2012年07月21日

次はボタニカルアート体験@8月4日

みんなの学校で開かれている「南方熊楠を知ろう!」シリーズ。
http://machiotomachiko.ikora.tv/

今日は、菌類の研究者の山東さんの
お話を聞いてきました。

南方熊楠が探求し、菌類のお話を伺える貴重な
イベントでした。

南方熊楠というと粘菌(変形菌)の研究者として知られて
いますが、実は、菌類(キノコなど)の資料の方が
多く残されているそうです。

有名な菌類図譜と先生が用意された実際のキノコの写真を
対比しながら、キノコの性質、熊楠の写実の正確性などに
ついてお話を伺いました。

また変形菌のお話を聞くこともできました。
初めてきちとしたお話を聞いたので、変形菌の奥深い
生態に思いをはせることができました。

しかも、実際の標本も見ることができました。



こちらは「ルリホコリ」という、金属光沢が見られる粘菌です。

いままで見たことはありませんでしたが、実は粘菌はすごく
身近に生息しているそうです。でも、きちんと粘菌を探そうと
注意を向けなれば、見つけることが難しいほど、小さい存在です。

でも、動物とも植物とも、キノコやカビとも全くことなる
生態を持つ生き物です。

今日はルーペもご用意いただいいたので、
ルーペを通してみると、本当に別世界がそこにあるんだと
感じることができました。

すごく知的刺激を受けるイベントでした。
ありがとうごいます。

次回は8月4日に、田辺在住の画家、廣本直子さんを
講師に、南方熊楠の菌類図譜を模写する
ボタニカルアート体験があります。

こちらも、ぜひご参加ください!  


Posted by 和歌山サイエンスカフェインフィニティ at 23:41Comments(0)スタッフ日記