2012年07月02日

Renovation×Scale@もじけハウス

6月30日に、田辺市の「もじけハウス」で開催された
「Renovatio × Scale」というタイトルの
建築リノベーションとまちなみを考えるワークショップ
参加しました。

お話は、建築家の平野章博さんでした。
名古屋在住ながら、田辺でのお話は3回目に
なるそうです。


TATE MODERNなどの海外や上野の国際子ども図書館といった
リノベーションの事例の解説と、スケールという概念を教えていただきました。

そのあとは、田辺の建築を二つ見学しました。

一つ目は、「旧中央公民館」
いまは、就労の場としてのレストランとコミュニティルームへと
まさにリノベーションが行われている現場です。

建築された年代は不詳だそうですが、大正時代まで遡る可能性があるそうです。
調べてみるとトラス構造で、珍しい木造建築と判明したそうです。


もう一つは「旧田辺市立図書館」
こちらは、今年の春に、図書館の移転に伴い空き施設となっています。
今後の利活用等については未定です。

しかし、今月末に開催される「アート田辺2012」のメイン会場として
もじけハウスプロジェクトプロデュースによるアートの展示が行われます。





平野さんのお話では、「旧図書館」は、外観が船をイメージした建物で、
歴史的価値が必ずしもあるわけではないが、当時のトレンドを正当に表して
いる建物だそうです。


参加者からは、リノベーションがいいのか、解体・新築のどちらがいいのか?
耐震補強の工法は?等真剣な質疑が発せられました。

  


Posted by 和歌山サイエンスカフェインフィニティ at 21:46Comments(0)スタッフ日記