2011年03月04日

伊勢湾台風再現実験プロジェクト

すこし前になってしまいますが、2009年は
1959年9月下旬に襲来した、
伊勢湾台風から、50年目の節目でした。

その年、気象庁では、
「伊勢湾台風再現実験プロジェクト」
が進行されていました。

当時の観測データを元に、現在の技術で、
気象モデルを用いてシミュレーションして、
降水量や高潮などの計算が行われました。

特に興味深いのは、当時はなかった
衛星画像の再現も行われています。
つまり、雲の様子まで、再現されました。

動画になっていて、1959年に気象衛星が
あれば、こういう雲画像が撮れていたであろう
画像が作られています。

気象の講演会で何度か見せていただいたことが
あるんですが、すこし検索しただけでは、
見つけることができませんでした。

すこし話題からはずれますが、
伊勢湾台風では大きな高潮の被害もありました。
高潮はなかなか実感できない災害ですが、
起こると非常に大きな被害を及ぼします。

その高潮をイベント的に体感できるような
ことも考えられています。
その動画を下に貼り付けます。

  


Posted by 和歌山サイエンスカフェインフィニティ at 19:41Comments(0)スタッフ日記