2012年10月17日

目撃!道路災害

今日の18時前後に、和歌山市は
大雨に見舞われました。

アメダスでは、18時と19時に20mm前後
の雨を観測していましたが、
瞬間的な降雨強度はかなり高かったもの
だと推測されます。

和歌山のまちなかを徒歩移動していましたが、
猛烈な雨が降りそうだったので、
ビルの駐車場で雨宿りをしていました。

かなり強い雨が降り注ぐのを眺めながら、
20分くらい経過したときに、前面の
道路のマンホールから水しぶきがあがって
いるのに気づきました。

ちょうど、津波のシミュレーションのものと
同様の光景で、驚きと、マンホールの蓋が
飛ばないかと不安になりつつ、
観察していると
そのマンホールを中心に前後約20mに渡り
道路がむくむくと隆起し始め、30cm以上は
上昇しました。

アスファルトは、L型の側溝から完全に浮き上がり、
隙間から、霧状の水が側面に出てくる
様は壮絶でした。

隆起しきると、風船がしぼむように徐々に
下がりだしましたが、その後も、路面は
20cm近く高いままとなって、交通に支障の
出る状態となっていきました。

和歌山市役所に通報をしましたが、
しばらくして道路パトロールカーがやってきていました。

その様はまさに映画で見るようなシーンでした。
土木技術者として、まさに目前で、このような
現象を目撃できたのは、とても貴重な経験でした。  


Posted by 和歌山サイエンスカフェインフィニティ at 22:40Comments(0)スタッフ日記