2011年08月23日

和歌山県ボランティアバスに参加して

先週末にかけての19日~22日の
日程で和歌山県・社会福祉協議会主催の
ボランティアバスに参加してきました。
(画像は掲載するのが不適切とのことなので)

総勢21名(参加者19名+引率職員2名)で、
19日(金)の15:30に出発し、20日(土)の
7:00過ぎに岩手県大槌町に到着しました。

今回、現地での作業は、大槌町で、
津波に浸水してしまった源水川という
元々清流であって、イトヨという貴重な魚種が
生息していた河川を再生しようというものでした。

作業自体は川に1m程度ヘドロが堆積してしまって
いるので、それを人力で掬い、土嚢袋に入れて、
離れたところまで仮置きするものでした。

現地は、津波で浸水被害を受けた大槌中学校の
真横でした。時計が4時前で止まっていたり、体育館の
床がはげ上がっているなの、津波の威力を
ひしひしと感じました。
また、河川沿いの木には数m上方にゴミがひっかかっており、
一帯が津波に浸かった状況が想像されましたが、
本当に信じられない程の高さでした。

今回の参加者は二日間で延べ300人ほどで、
和歌山の高校生主体の「もしボラ」のみなさんとも
一緒に作業をしました。大槌町の高校生も参加されて
いました。

自分たちは「チーム和歌山」として、ご年配の方も
多数いらっしゃいましたが、息を合わせて、精一杯
頑張りました。

2日の作業で、除去できたヘドロはほんのわずかでしたが、
少しでも役に立てたのかと充実感は感じることができ、
帰路につきました。

大槌町のイトヨ関連の情報がアサヒドットコムにありましたので
リンクを張ります。
http://www.asahi.com/eco/TKY201105260413.html

大槌町・釜石市の状況を見て、自分のふるさとも
東南海地震で津波が来れば、まったく同じようなことに
なるのかと思いつつ過ごしていました。
被害をなくすことが不可能でしょうが、今できることを
着実にしていかなければならないとの思いを強くしました。


ボランティアバスは今後も開催されるそうです。
今回は初めてという方も半分以上いらっしゃって、
参加しやすい雰囲気でした。
躊躇されていらっしゃる方も、都合があえば、ぜひ
参加していただければと思います。
また、情報が得られれば、こちらにも掲載するようにします。  

Posted by 和歌山サイエンスカフェインフィニティ at 22:08Comments(0)スタッフ日記