2012年11月25日

みんなにやさしい和歌山をつくる会

みんなにやさしい和歌山をつくる会
http://834wakayama.web.fc2.com/index.html
のお城の勉強会に参加しました。

今回で2回目で、会員以外の方も参加できます。
また次回以降ご参加いただけたらと思います。

多くの方が、和歌山城を訪れてもらえるように、
バリアフリー化を目指して勉強していますが、
その前にきちんとお城のことを学ばなくてはいけません。

全国の城郭に詳しい水島先生をお招きして、
和歌山城の貴重なところ、守らないといけないところを
学んでいきます。

今回は、西側を中心に学びました。
また、20名を超える参加者で、車椅子の方も2名
ご参加してくださいました。
改めてバリアフリー化が必要なところを認識しました。


普段は、きづかないことをたくさん学べました。


ひっそりとある場所におかれているこの石。
文字の刻印があり、この石を設置する場所を記しているそうです。

また、その隣には、このような大きな凹みのる石。

これは「ちきり」と言うそうです。
おそらく隣の石との連結するための窪みで
「契」に由来すそうです。


こちらは、現在も城壁に用いられている文字刻印のある
石です。ひっそりとある場所に使われています。

また普段見慣れている追廻門も新たなことを教えていただきました。


いままで、気にしていなかったのですが、
追廻門って赤いですよね。
こういう赤い門を持つお城は全国に三箇所しかないそうです。

その理由は、諸説あるそうですが、
水島先生は「徳川本家のお嫁さんをもらったから」ではないかと
考えておられるそうです。追廻門の解説には、「鬼門にあたるから」と
書かれており、諸説あるそうです。

東京大学の赤門と同じ赤い色の門なので、
この和歌山城も受験生の名所になったりしたら面白そうです。

また、門には付随して、真っ直ぐは入れられないように、
「しとみ壁」が設けられているそうです。


他にも、今回は城壁の折れや、
和歌山城北側の和歌山商工会議所ビルの向かいに
昔は「吹上門」という門があったそうです。
お話を聞きながら、江戸時代の和歌山城に思いをはせました。

最後に、補修中の城壁の前でもお話を伺いました。

城壁の内部構造が見られる貴重な機会です。
紅葉と併せて、和歌山城に行ってみるのに絶好の機会ですよ!
  


Posted by 和歌山サイエンスカフェインフィニティ at 21:02Comments(0)スタッフ日記