2012年09月01日

和歌山城の魅力に迫る

今日は、「みんなにやさしい和歌山をつくる会」主催の
http://834wakayama.web.fc2.com/
和歌山城のことを勉強するフィールドワークに参加しました。

お話は、日本城郭史学会委員であり、和歌山城郭調査
研究会顧問である、水島大二先生でした。

和歌山城の中や外をゆっくり歩きながら、
いろいろなお話を伺いました。

科学的なところだと、
石垣は、さまざまな形がありますが、上ほど勾配がきつく
なるようになっているものもありますね。
それは、過重が分散するように計算された形だそうです。
実利によって作り上げられた形が、そのまま美しい
デザインとなっている。
城作りの奥深さを感じました。



また、石垣の根固めと思われる構造も、
そこで足をとめる敵を撃退しやすい機能もあるそうです。



他にも、お城の動線は右に曲がるようにできていたり、
敵が調子よくのぼれないように、階段の幅や高さは
一定にされていないそうです。

現代風に言えば、人間工学に基づいた敵を近づけない工夫が随所にあるのだと
感じました。


お城の動物園にも入っていきましたが、
熊のベニーちゃんがご機嫌でした!
  


Posted by 和歌山サイエンスカフェインフィニティ at 22:08Comments(0)スタッフ日記